Tourist Spot
念仏の松
ねんぶつのまつ
舟形町
- #花・植物
- #自然・景観
舟形町の長尾集落の裏手の小高い丘の上、旧瀬見街道の傍の、高い尾根筋にこのマツはある。旧瀬見街道は、瀬見から休場(やすんば)に抜けたものだったが、現在は、念仏の松の北側を亀割バイパスが走っていて、当時の面影はない。 念仏の松は樹形が美しく、そのマツの下に庚申様のの石碑が静かにたたずむ。ここには、いつも蝋燭や花がそなえられ、今なお、祈りを捧げている人がいることを物語る。 その昔、仙台・南部地方の出羽三山参拝者は、鳴子街道で月山に向かったが、このマツのところにきて初めて月山を仰ぎ、その霊峰の素晴らしさ、ありがたさに感極まって念仏を唱えたという。そのため、このマツは念仏の松と呼ばれるようになった。 ところが、念仏の松から見える山というのは、葉山が本当で、月山は見えない。葉山を月山と誤認して念仏を唱えたということなのか。真相ははっきりしていない。
Information
- 幹周
- 4.5m
- 樹高
- 15m
- 樹齢
- 500年以上
- 種類
- アカマツ
- 場所
- 舟形町長沢字長尾
- アクセス
- JR舟形駅から車で約20分