Tourist Spot
富沢のトチノキ
とみさわのとちのき
最上町
- #花・植物
- #自然・景観
最上町の富沢馬頭観音東善院は、最上三十三観音の31番目の礼所。開基は貞観5年(863)。本尊は慈覚大師作の馬頭観世音菩薩で、馬を守護してくれるため、南部地方の参詣が多かった。この巨樹は、富沢馬頭観音の境内木として、富沢の人々が長い間敬い育ててきた。県一のトチノキとして昭和31年9月に県天然記念物に指定され、立派な囲いがなされている。最近、最上町の山中で8mを越えるトチノキの大樹が発見され、富沢のトチノキは県内第2位のトチノキになっている。この木はかつて多くの実をつけ、その実は馬の眼病に効いた。馬産地として賑わった頃には、人々が馬頭観音様の授け物としてこの実を拾いにきたという。今でもリューマチなどによく効くとして実を拾う人がいる。最近、富沢馬頭観音東善院音堂の天井に重さ500キロの「大馬沓」が青年団によって奉納された。
Information
- 幹周
- 6.3m
- 樹高
- 34m
- 樹齢
- 500年以上
- 種類
- トチノキ
- 場所
- 最上町富沢 富山馬頭観音
- アクセス
- JR赤倉温泉駅から徒歩で約10分